フレコンバックの目落とし積み

目落とし積みとは?フレコンバックの事故と安全対策

目落とし積み

目落とし積みとは

目落とし積みとは目落とし積みとは、丸太を積み重ねて保管する際などによく使用される積み上げ方法です。「目落とし」とは、下の両方の丸太に接する部分を指しています。目落とし部分に順に物品を積み重ねていく方法を「目落とし積み」といいます。
転がりやすい丸太の目落とし積みを行う場合には、最下部が広がらないように地面に杭打ちを行う必要があります。また強度がある歯止めで固定する方法も有効です。
目落とし積みは、別名「ごぼう積み」や「鰯積み」とも呼ばれています。

フレコンバックの目落とし積み(ひな壇積み)とは

フレコンバックの目落とし積みフレコンバックの目落とし積みとは、フレコンバックを積み重ねる際に目落とし部分(下の両方のフレコンバックに接する部分)に順に積み上げていく方法です。
目落とし積みによって、フレコンバック同士が密着し、安定性が高まります。目落とし積みは、別名ひな壇積みともいいます。
フレコンバックの輸送中や保管時の事故防止のため、フレコンバックを2段以上に積み上げる場合は、1段目と半分ずらしてピラミッド型にすること(目落とし積み)が推奨されています。
フレコンバックの積み方は、事故防止のために非常に重要なポイントです。

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フレコン事故と対策

フレコンバックのはい作業中の事故事例をご紹介します。

目落とし積みに関連するフレコン事故例

フレコンバック事故の発生状況

フレコンバックの事故発生状況厚生労働省HPに掲載されているフレコンバックの事故の発生状況です。作業者Aと同僚5名で製品充填済みフレコンのトラック積みのための倉出し作業をしており、フレコンは3段積みで、2段目は不適切な積み方、3段目は片側目落としの荷崩れ対策をしていました。
作業指揮者は40m離れた積み作業場におり、作業を指揮できておらず、荷崩れが発生。同僚の警告で被災者Aが飛び降り、骨折事故が発生しました。
参考:厚生労働省ホームページを元に堀富商工株式会社作成

事故の原因と対策

この事故の主な原因は、フレコンバックの不適切な積み方による荷崩れ対策の不足や、作業開始前の安全確認不足、直接指揮すべき作業指揮者が現場を離れていたことなどがあります。その他の要因としては、フォークリフトの運転能力や時間経過によるフレコンバックの変形への認識不足が上げられます。
このような事故を防ぐ対策としては、はい積みやはい崩しははい作業主任者の直接指揮の下に行うこと、フレコンバックの2段目を完全な目落とし積みにすること、などがあります。

フレコンバックはい作業の事故を防ぐ!注意事項

フレコンバックのはい作業における事故を防止するための注意事項をご紹介します。

はい作業の注意点

フレコンバックのはい付けは、原則として2段以下の目落とし積みを行うこと。2段以上を拝付けする際は、ポータブルラックなどを使用すること。
はい作業主任者を選任し、はい作業の直接指揮を行わせること。
※直接指揮とは、はい作業主任者がはい作業を行う現場に物理的に出向いて、作業や進捗状況を直接監督し、指示や指導を行うことを指します。
経験の乏しい作業者の場合は、はい作業の安全教育を行うこと。
※労働安全衛生法により、事業者は労働者の雇用形態に関わらず、労働者を雇い入れたときや作業内容を変更した時には、遅滞なくその従事する業務に関する安全または衛生のための教育を行う必要があります。(法59条1項、2項)また、最大荷重1トン未満のフォークリフトの運転をする場合は、安全または衛生のための特別の教育を行わなければなりません。(法59条3項、則36条)
フォークリフトを使用してはい作業を行うことができるのは、フォークリフトの運転資格保有者であり、はい作業に関する安全教育を受けた者です。

フレコンバックの事故防止するポイントをまとめると、「2段以下の目落とし積みの実施」「はい作業主任者による直接指揮の実施」「作業者への安全教育の実施」「フォークリフトの運転資格保有者に作業させる」です。
安全にフレコンバックを積み重ねるためには、フレコンバックの製品仕様にも注意が必要です。通常のフレコンバックは、時間経過とともに変形し、安定感を失うため荷崩れを起こしやすくなります。
弊社では、時間が経過しても形状を維持し、荷崩れ防止に貢献する特殊なフレコンバックもご用意しています。

フレコンバックのはい作業弊社のオリジナルフレコンバック「ホリキューブ」は、内容物を充填した後も、完全な角形を維持するため、安定性が向上します。フレコンバック本体に荷崩れ防止効果があり、はい作業の安全性を高めることができます。
通常のフレコンバックと比較すると、安定感に大きな差があります。画像は、2段積み後しばらく経過した状態です。通常のフレコンバックは、変形し傾きが生じています。
ホリキューブを使用すると、2段積み時の間のパレットも不要になるため、大幅に高さを削減することができます。
フレコンバックの荷崩れ防止や、コンテナ積載効率向上にお役立て下さい。
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フレコン専用パレット フレコンバックホリキューブと併用することでさらに安定性・コスト性に貢献するフレコン専用パレット「ホリコンパレット」もおすすめです。
通常のパレットと比較して、薄型で中央にへこみがある設計です。この特殊な設計によって、フレコンの高さを抑え、フレコンの安定性を高めます。高さが削減された分、コンテナのスペースを有効活用と物流コスト削減できます。

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