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防湿梱包とは?

防湿梱包防湿梱包とは、製品を湿度から守る梱包資材のことをさします。湿度や酸素を防ぐ機能をガスバリア性といい、ガスバリア性を持つフィルムをバリアフィルムといいます。アルミ箔やアルミ蒸着フィルムは、ガスバリア性に優れたバリアフィルムの代表格です。アルミニウムを高真空で蒸発させて、フイルムにアルミの膜をつけたアルミ蒸着フイルムは、さまざまな補強材とラミネート加工され、優れたバリア性を発揮します。バリア性フィルムを使用した防湿包装は、乾燥剤や脱酸素剤を同梱することで、より防湿効果を高めることができます。防湿包装の乾燥剤としては、シリカゲル・ゼオライト・塩化カルシウム・酸化カルシウム・塩化マグネシウムなどが使用されます。また輸出機械梱包などでは税関で内容物を確認するため、透明蒸着フイルムが防湿梱包として使われています。またOPPフイルムは透明性や自動梱包製にも優れ、防湿梱包材として幅広く採用されています。

防湿梱包の素材と構成

アルミ箔・アルミ蒸着フィルム

防湿梱包の素材防湿梱包の素材として最も多く使われているのは、アルミ蒸着フィルム・アルミ箔・シリカ蒸着フィルムです。アルミ箔・アルミ蒸着フィルムは、アルミニウムの優れた特性により光遮断性、高いガスバリア性があります。そのため防湿梱包には最適な素材です。アルミ蒸着フィルムは、アルミニウムを高真空状態でプラスチックフィルムに蒸着させた素材です。ストライプ蒸着といってフィルム面を一部覆い隠すことで一部分にだけアルミニウムを蒸着させることも可能です。
アルミ蒸着フィルムの基材には、PETやONY、OPPやCPP、LDPEフィルムなどが使用されています。アルミ箔と比較してアルミニウムの量が少なく、高いバリア性を持ちながらもコストを抑えることができます。防湿性・保香性に非常に優れており紫外線や赤外線の遮断効果もあります。アルミ蒸着フィルムは、素材に接着層を重ねることによりヒートシールも可能です。
防湿梱包の素材例:アルミ蒸着フィルム、アルミ箔、シリカ蒸着フィルム、ナイロンポリなど

アルミニウム×PETフィルム
PETはポリエステルの一種です。PETを使用したアルミ蒸着フィルムは特にバリア性が高い傾向があります。
アルミニウム×ONYフィルム
ONYとは、二軸延伸ナイロンフィルムの略称です。突き刺し強度・耐熱性・耐摩耗性が高い素材です。折り曲げにも強く、ONYを使用したアルミ蒸着フィルムはバリア性が高い傾向があります。

シリカ蒸着フィルム

シリカ蒸着フィルムとは、シリカを真空蒸着させたフィルムです。アルミ蒸着フィルムと比較して、透明性があり内容物が外部から視認できるというメリットがあります。シリカ蒸着フィルムは食品包装用に適した素材です。食品工場では金属由来の異物混入を防ぐために金属検出検出機を使用します。そのためアルミ蒸着フィルムやアルミ箔を包装として使用していると、金属検出機が反応してしまいます。その点金属を含まないシリカ蒸着フィルムは、食品工場でも問題なく使用することができます。
透明性を維持するバリア性フィルムとしてはシリカ蒸着の外にも酸化アルミニウムを蒸着させたアルミナ蒸着フィルムがあります。シリカ蒸着フィルムとアルミナ蒸着フィルムは食品包装用に多く使用されています。
シリカ蒸着フィルムのバリア性フィルムの構成例:シリカ蒸着フィルム・PETフィルム、ONYフィルム、OPPフィルムなど

シリカ蒸着とアルミナ蒸着の違い

シリカ蒸着とアルミナ蒸着の違いは、構成する素材にあります。シリカ蒸着は、シリカ(二酸化ケイ素)を使用しています。ケイ素が酸化物したものをシリカと呼びます。シリカはガラスの原料としても有名です。一方アルミナ蒸着は、アルミナを使用しています。アルミナは別名は礬土ともいいセラミックス材料としても使用されます。
シリカ蒸着とアルミナ蒸着は、完全に不透明なアルミ蒸着フィルムと比較して、外部からの視認性が高く、開梱しなくとも中身を確認することができます。
→シリカ蒸着とアルミナ蒸着の違い

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防湿と環境要因

温度差がもたらす影響

湿度と環境湿度が高い日本では包装・梱包を行う際に「湿度をどのように一定に保つか」は重要な項目です。製品の保存期間や安定性を向上させるために防湿技術が様々な業界で使われています。防湿包装の市場は日本を含むアジアの国、韓国・インドネシア・タイ・マレーシア・中国・インドなどが牽引しているといえます。上記の国では特に食品包装用や飲料包装の防湿包装ニーズが増加しています。
製品に影響を及ぼす湿度の要因として「温度差」が挙げられます。温度差によって包装・梱包内部の水分・湿気が熱で膨れ上がり、錆などの発生原因となります。

コンテナ輸送における気温と湿度

温度差の外にも湖付近の地形や海上では必然的に高湿度な環境にさらされます。海上輸送の場合、特に過酷な輸送環境になるのは航路に赤道を通過するルートがある場合です。赤道上では湿度は80%を超え、コンテナ内部は夜や冬場は氷点下にまで気温が下がり、夏場や日中は蒸し焼きのような状態になります。そのため湿度から製品を守る防湿梱包は現在の輸出輸入には欠かせない存在です。
防湿梱包の保管期限は、製品の性質や輸送・保管環境の気温・湿度などによって変わります。防湿梱包の保管期限を知りたい方は、お気軽にお問い合わせフォームよりご相談ください。堀富商工株式会社は防湿梱包・防錆梱包材を取り扱うメーカーです。
→防錆製品一覧

輸送環境を考慮した梱包材の選び方

防湿梱包資材を選ぶ際は、以下の点について考慮する必要があります。
・素材とバリア性フィルムの構成
・サイジング方法
・製品の特性(抗生物質や表面処理の状態)
・輸送方法と輸送時期
・温度や湿度の環境

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防湿梱包の使用事例

電子部品・半導体の防湿

防湿梱包と電子部品電子部品や半導体の輸送にも防湿梱包は使用されています。電子部品・半導体の多くは湿度が弱点です。しかし輸送中の気温差など除きがたい外的条件によって梱包内部に湿度が発生するケースは多くあります。湿度が高くなると結露して水滴が発生し、部品を浸食します。そして実は湿度が低すぎても電子部品は静電気が発生しやすくなり注意が必要です。
日本は高温多湿の環境により、特に湿度が高くなりすぎる場合があります。
デリケートな電子部品や半導体を劣化させずに目的地へ輸送するためには防湿梱包が必要不可欠です。

電子部品や半導体を梱包する際は、バリアフィルム性フィルムによる防湿梱包がおすすめです。さらに低湿度な環境で湿気を含まないように素早く梱包し、シリカゲルなどの乾燥剤を同梱するなどの工夫も一定の効果があります。
防湿梱包する製品の例:リチウムイオン電池、自動車部品、精密機械部品など

食品包装の防湿

防湿梱包と食品包装防湿梱包は食品包装においても活用されています。
食品包装において湿度は天敵です。湿度を含むことで食品の質が劣化するものは多々あります。例えば高級な日本茶を包装から出したとき、まず消費者を感動させるのはお茶特有の香しい香りと新鮮な緑の色合いです。しかしお茶は湿度が上昇して茶葉に水気を含むと、葉緑素の分解が進んで色がくすんでしまう性質があります。もっと身近な例ではお煎餅やクッキーも湿気を含むと食感が変わり風味が落ちます。これは多くの方が意識したことがある現象です。
食品を美味しく消費者まで届けるためには、包装の湿度管理が重要になります。

食品用防湿梱包の例
①キャラメル、チョコレートなどのアルミ包装(構成例:紙、防湿セロハン、アルミニウム箔、OPPフィルム等)
②食パンなどの透明フィルム包装(構成例:CPPフィルム、防湿セロハン等)

防湿梱包・バリア梱包のメーカーなら

防湿梱包のメーカー堀富商工株式会社は各種バリアフィルムのメーカーです。
リチウムイオン電池や自動車部品、食品、医薬原料などの輸送・保管のための湿度を遮断する防湿梱包・バリア梱包については弊社にお任せください。防湿シートや防湿袋、オーダーメイドの防湿カバーなど様々な形状・素材に対応可能です。
防湿梱包材に使用するアルミ箔・アルミ蒸着フィルムに、クロスやプラスチックフィルム、紙などを貼り合わせて積層させるラミネート技術の分野で長年の実績とノウハウがあります。ご使用の用途、梱包する製品の特徴に合わせて最適な製品をご提案致します。防湿梱包についてのご相談やご質問はお気軽に以下のお問い合わせフォームよりお声がけください。

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