断水の行列対策

断水時の行列ができる理由と対策なぜ給水所に行列ができるのか

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断水時に行列ができる理由

断水行列する理由断水発生時に給水スポットに行列ができる主な理由は、①各給水スポットで台数に限りがある給水車が、個別容器に対応するため時間を要すること②断水範囲が大きくなると給水車が巡回する範囲が増えて、行き来に時間を要すること③上記2つの理由により給水所での待機時間が長くなりやすいことなどが挙げられます。
断水時は、給水車が派遣され各地の給水スポットを巡回して住民の方々に給水活動を行います。断水範囲が大きくなると給水車の巡回範囲が大きくなり、必然的に巡回に時間がかかります。各給水スポットで個別の容器に一つ一つ水を貯めて、全て完了してから次のスポットに向かうため、1つの給水所から次の給水所へと迅速に移動することが難しいのです。

断水時・給水車にある課題

断水の範囲が大きい場合は元々用意されていた給水車だけでは給水が追いつきません。そのため断水現場では他県からも給水車が派遣され、給水活動に尽力されています。給水車は非常にコストがかかり全ての地域で予め余分に用意することは難しいという現実があります。

また給水車から速やかに給水を行うために給水スポットの多くは屋外にあります。長時間屋外に行列していると夏場は暑さで熱中症などの懸念があり、また冬場は寒さで体調を崩す可能性があります。特に近年増えている単身の高齢者にとっては、一人で長時間列に並んで水を貯めて家まで運ばなければならず、非常に過酷になりがちです。さらに人混みや密な状態が慢性的になると感染症を心配する声もあります。
「給水所が少ない」「給水所が遠くて車がない世帯は行けない」「給水所に行列ができている」という悩みは断水の度に繰り返される大きな問題点です。

1日に必要な水一日に必要な水の量は?
1日当たりの1人分の水の量は約3ℓと言われています。しかし飲料用調理用だけではなく、洗い物・洗濯・拭き掃除なども合計すると3ℓでは足りません。水は私たちの健康と衛生管理のために重要なライフラインです。
水が絶たれることで十分な水分補給ができないこと、また洗浄などの衛生管理を十分にできないことは健康面だけではなく、心理的にも大きな負担となります。

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東日本大震災時の断水

堀富商工株式会社は、福島県いわき市に製造拠点をもつ製造会社です。
東日本大震災ではいわき市の工場とそこに勤務する従業員が被災し、長期間に及ぶ断水を経験しました。

断水の状況東日本大震災の当時の断水状況
・1週間で約57% 約6か月半で復旧完了
・全国の総断水戸数は、19 都道県、264 水道事業者で約257 万戸
・3 月11 日以降も強い余震による断水が発生。
・本震で断水が発生していなかった地域・水道事業体にも断水が発生。(4 月7 日の新規断水0.7 万戸、4 月11 日の新規断水30
戸)。
・さらに本震での断水が解消したところに再度の断水(4 月7 日の再断水24.3万戸、4 月11 日の再断水12.5 万戸、4 月12 日の再断水1.2 万戸)が発生。

断水は地震だけではなく、近年増えている豪雨災害や台風によっても発生します。また一度断水が発生すると断水解消まで時間がかかることもしばしばあります。
当時はまだ気温が低く寒い中で長時間の行列の中、給水車が水を給水所まで運ぶのを多くの人が待っていました。
東日本大震災で被災した経験から「断水時は給水車の効率的な運用こそが多くの方に迅速に水を届けるカギとなるのでは」と考えました。

東日本大震災の断水経験から開発した給水タンク

断水の行列に備える東日本大震災の被災経験から「給水車の効率的な運用を助ける給水タンク」ホリフトウォーターを開発しました。
ホリフトウォーターがあれば、断水時に組み立てるだけで、給水車から直接1トンの水を貯め、タンクに付属する二つの蛇口から素早く個別容器に給水をすることができます。
給水車は水を個別容器に入れるのではなく、ホリフトウォーターにまとめて給水して次の給水スポットへ向かうことができるので非常に短時間で給水を終えることができます。
ホリフトウォーターの設置場所がそのまま給水所に早変わりするのです。
普段はコンパクトに収納して、非常時には大人2人で簡単に持ち運び・組み立てられます
→ホリフトウォーター製品ページ

ホリフトウォーターの製品カタログは、こちらからすぐにダウンロードできます。

福島テレビ防災大百科で「ホリフトウォーター」をご紹介いただきました↓

断水時①
コンパクト
給水トラック
トラックに載せ給水車代わりに
給水所
給水所(2019年いわき市)
給水所の行列対策②
外袋施錠で無人給水も安心

堀富商工株式会社では長年にわたり災害用給水タンクホリフトウォーターを活用した断水エリアへの給水支援活動を行っています。断水が発生した地域に無償でホリフトウォーターを提供・設置し地域住民の方々にご利用頂いております。
→給水支援活動一覧ページ

給水タンクホリフトウォーターは、給水タンクとしてだけではなく、内袋を外せば整理・保管の棚として使用できます。避難所や防災倉庫では迅速な避難物資の仕分け作業が円滑な配給に欠かせません。
食料、介護用品、薬、毛布、衣類、水の仕分けもホリフトウォーターがあれば画像の通り簡単に行うことができます。

断水時の行列対策となるホリフトウォーター

給水所の行列対策断水時は給水所に長い行列ができて時間がかかり、ただ水をくむだけで心身ともに負担となります。ホリフトウォーターは弊社が東日本大震災の断水経験から開発した「断水時に組み立てて給水所に早変わりする」「給水車の効率的な運用を助ける」給水タンクです。
災害用給水タンクホリフトウォーターに関するご相談は、お問い合わせフォームよりお気軽にお声がけください。またホリフトウォーターについての詳細は以下の製品ページからご覧頂けます。
→ホリフトウォーター製品ページを見る

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