シリカ蒸着①

シリカ蒸着とはシリカ蒸着フィルムの使い方、シリカ蒸着とアルミナ蒸着の違い

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シリカ蒸着とは

シリカ蒸着とは

シリカ蒸着フィルムとは、透明蒸着フィルムの一種です。別名「酸化ケイ素蒸着フィルム」や、「ガラス蒸着」とも呼ばれています。透明蒸着も通常のアルミ蒸着フィルムと同様に真空蒸着を利用しますが、アルミの代わりに酸化ケイ素や酸化アルミを使用します。酸化ケイ素を使用したものをシリカ蒸着、酸化アルミを使用したものをアルミナ蒸着といいます。シリカは、ガラスの原料としても有名でケイ素の酸化物をシリカと呼びます。アルミナは別名礬土(ばんど)ともいいセラミックス材料としても使用されます。
シリカ蒸着フィルムは、食品包装用や医薬品包装にも広く使用されています。

シリカ蒸着とアルミナ蒸着の違い

シリカ蒸着とアルミナ蒸着の違いは?

シリカ蒸着とアルミナ蒸着の違いは、構成する素材と物性にあります。シリカ蒸着は、シリカ(二酸化ケイ素)を使用しており、非晶質、かすかに黄みや褐色が見られる透明な素材です。一方アルミナ蒸着は、アルミナを使用しており、ほぼ完全に無色透明な素材です。シリカ蒸着はバリア性に優れており、アルミナ蒸着は製造時のコストパフォーマンスの面で優れています。
シリカ蒸着とアルミナ蒸着は、完全に不透明なアルミ蒸着フィルムと比較して、外部からの視認性が高く、開梱しなくとも中身を確認することができます。

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シリカ蒸着のメリットと用途

シリカ蒸着フィルムのメリットと用途

シリカ蒸着フィルムのメリットは、透明性があるため中身を確認することができることや、電子レンジ使用が可能なこと、レトルト処理が可能なことです。これらは、いずれもアルミ蒸着フィルムにはない特性です。またシリカ蒸着のバリア性の特徴として温度依存性が低く、ボイルや加熱時も安定した性能を発揮します。

シリカ蒸着の使用例
ボイルやレトルト食品、電子レンジ食品用包装、スナック菓子や和菓子、脱酸素剤、医薬品、化学薬品包装用途など。

シリカ蒸着フィルムへのラミネート加工

シリカ蒸着フィルム②シリカ蒸着フィルムは、アルミ箔と比較すると防湿性や酸素透過率は低い性質があります。
より高いバリア性が必要な場合は、他素材との積層化(ラミネート)によってバリア性をより安定させることができます。
ラミネートとは紙やフィルムの基材に樹脂を張り合わせる技術です。様々な優れた性質を持つ樹脂を層にして重ねることで基材にない特性を付与することが可能になります。
シリカ蒸着フィルムのラミネート構成例:バリアフイルム+LDPEフイルム+PEクロス+ラミネート

各種フィルムのメーカー

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