フィルムを貼り合わせる加工技術のご紹介押出ラミネート加工のメーカーなら堀富商工株式会社へ
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フィルムを貼り合わせる加工技術とは？
フィルムとフィルムを貼り合わせる加工技術についてご説明します。
フィルムは私たちの生活にとても身近な存在です。工業分野や医療分野、様々な分野で使用されています。それぞれのフィルムには素材によって性質・メリット・デメリットがあります。
貼り合わせたフィルムのことを複合フィルムまたはラミネートフィルムと呼びます。
複合フィルムには素材の特性を活かして、あるいは弱みを補うためにフィルムやシートを複数貼り合わせる技術が使われています。
フィルムを貼り合わせる加工技術のことをラミネート加工といいます。ラミネート加工には、押出ラミネート加工・ドライラミネート加工・ホットメルトラミネート加工・ウェットラミネート加工・共押出ラミネート加工・サーマルラミネート加工などがあります。フィルムを積層させるという意味では、ラミネート加工以外にも蒸着という技術が使われることもあります。ラミネート加工はフィルムを文字通り、貼り合わせるのに対して真空蒸着は、アルミなどの素材を蒸発させてフィルムに付着させる方法をとります。
堀富商工株式会社は、各種ラミネート加工の製造販売を行うメーカーです。
フィルムを貼り合わせる技術の種類
フィルムの貼り合わせ加工①押出ラミネート
押出ラミネート
押出ラミネートは、溶けたPE樹脂でフィルムを貼り合わせる加工技術です。PEの貼り合わせ方法によってポリラミとポリサンドラミに大別されます。PE樹脂で接着層を作って貼り合わせるため接着用の薬剤を使いません。薬剤が素材に残らないので安心して使用できるというメリットがあります。押出ラミネートは紙や厚みのあるフィルムなど幅広く貼り合わせることができ、生産原価が安く生産速度も速いというメリットがあります。安価に大量に生産したいというお客様のニーズに答えることができます。
→堀富商工の押出ラミネート設備のご紹介
フィルムの貼り合わせ加工②ドライラミネート
ドライラミネート
ドライラミネートとは、フィルムにポリウレタンやイソシアネートなどの接着溶剤を塗布し乾燥させた後に、別のフィルムを重ねて圧着させるラミネート技術です。耐熱性や耐薬品性などの機能を付与することができます。押出ラミネート加工と比較して生産原価が高く生産速度に劣る傾向がありますが、接着強度は強く応用範囲が広いというメリットがあります。
フィルムの貼り合わせ加工③ウェットラミネート
ウェットラミネートとは水溶性・エマルジョン接着剤を使ってフィルムを貼り合わせる加工技術です。
ウェットラミネートで貼り合わせを行う場合は、一方の基材は通気性がある紙などの素材に限定され、防水性のあるプラスチックフィルム同士を積層させことは困難です。接着にはデンプンやカゼインなどを使用します。
フィルムの貼り合わせ加工④ホットメルトラミネート
ホットメルトラミネートとは、接着剤を温めてどろどろとした状態にしてフィルムに塗布し貼り合わせる技術です。ホットメルトラミネートは、乾燥工程がなくラミネート機械のドライヤー部分が不要なため設備は比較的省スペースです。基材はやや限定される傾向があります。接着には加熱によって粘性が出る専用のホットメルト剤を使用します。
フィルムの貼り合わせ加工⑤共押出ラミネート
共押出ラミネート加工は、複数ある樹脂の押出口（ダイ）から異なる樹脂を放出し重ねます。比較的小ロットに対応しやすいというメリットがあります。共押出ラミネートのデメリットは、基材が限定されること、フィルムの接着が弱い傾向にあることが挙げられます。
フィルムの貼り合わせ加工⑥サーマルラミネート
サーマルラミネートはOPPやCPPの樹脂フィルムを熱だけで圧着して貼り合わせる技術です。接着剤を使用しないため残留溶剤はありません。耐水性・コスト面で優れており主に工業用に使われています。
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