りんごの箱・コンテナの代わりにホリフトシステム木箱・段ボール・採集コンテナ輸送の代替に
りんご輸送に使われる箱・コンテナ
青果輸送に使用される容器は主に、木箱・段ボール・採集コンテナです。
りんごなどの果物は生産地で木箱や採集コンテナに詰めて収穫されます。その後、製品の選別を行い木箱・段ボール、コンテナで輸送されます。採集された青果は出荷業者の元へ渡り、CA冷蔵庫などで鮮度を保持した状態で保管されます。現在は青果の輸送はトラック輸送がほとんどです。
トラック輸送の際はパレットという荷役台に載せて、フォークリフトでパレットに積み込み作業を行います。
青果の鮮度を保つCA貯蔵とは？
りんごの保管にはCA貯蔵という技術が使われています。CA貯蔵とは、酸素濃度を下げて炭酸ガス能動を上げることで長期間鮮度を保つ貯蔵方法です。リンゴや野菜などの青果は収穫後も呼吸をしています。青果が呼吸することで鮮度が下がってしまいますが、呼吸を完全に止めてしまうと発酵して風味が失われます。そのため最低限の酸素と適度な炭酸ガス濃度が必要になります。このCA貯蔵の技術を組み込んだ冷蔵庫をCA冷蔵庫といいます。
CA貯蔵技術は1920年ごろに英国で開発され、日本にはりんごの生産地青森県で初めて導入されました。現在では青森県内には多くのCA貯蔵庫・CA冷蔵庫があります。
青果のガスを取り除く鮮度保持剤とは？
鮮度保持剤とは、エチレンガスを取り除いて青果の鮮度を守る多孔性物質です。包装時に密封状態にして鮮度保持剤を同梱すれば、青果から発生するガスを吸着し新鮮なまま輸送することができます。
りんご木箱や段ボール・コンテナの特徴
りんご用段ボール
段ボールはりんごの輸送によく使われています。段ボールは梱包した状態でも外側に印刷することで内容物が一目でわかり、木箱と違って内容物を取り出した後はつぶして小さくすることができます。
段ボールはプラスチック製の採集コンテナなどと比較して繰り返し使用ができないというデメリットがあります。また段ボールはホチキスの芯など異物混入のリスクもあります。またパレットを使用せず、ばら積みにした段ボールはと手作業で運びだしやトラックへの積み込み作業を行う必要があるため、作業者に負担がかかります。
りんご用木箱
古くからりんごの輸送には木箱が使用されていました。明治時代にはすでに青森産りんごの輸送・販売に様々な形状の木箱が採用されていたそうです。昭和になると段ボールへ移行する流れが起きましたが、現在でもりんごの輸送に木箱はよく使われています。木箱は段ボールよりも頑丈なため生産者が大量のりんごを収穫する際に使用されます。木箱は頑丈な反面重くなるので、輸送の際には段ボールを使用する場合もあります。
木箱はプラスチック製のコンテナと比較して繰り返し使用できないというデメリットがあります。また木箱はホチキスの芯や木くず・害虫など異物混入のリスクがやや高いという懸念点もあります。さらに内容物を取り出して空になっている状態でも、折り畳むことができません。
採集コンテナ
青果輸送に使われる採集用のコンテナは、プラスチック製で通気性確保のため側面がメッシュ状になった輸送容器です。別名メッシュコンテナとも言います。野菜や果物だけではなく、加工食品やパンなどの保管・輸送にも使用されます。プラスチック製なので段ボールや木箱と違って繰り返し使用が可能です。
生産者から集荷し選果・荷造りを行う出荷センターでよく使われています。集荷した後しばらく保存期間がある場合にはコンテナに入れたままパレットに積載しＣＡ冷蔵庫に貯蔵されます。パレットに載せることでフォークリフトですぐに移動や運び出しを行うことができます。
採集コンテナのデメリットは、空になったコンテナとパレットを保管する際に倉庫内で場所をとってしまうという点です。使わない採集コンテナを屋外に積んで保管しているケースも散見されますが、雨や日光で劣化が生じるため要注意です。破損したパレットやコンテナが段積み状態で崩れ落ちると思わぬ事故につながる可能性もあります。
リンゴ用の木箱やコンテナの代替品「ホリフトシステム」
折り畳み式コンテナよりもさらにフレキシブル
ホリフトシステムは、弊社のオリジナル物流容器です。
コンテナ・パレット・ラックの機能が全て集約されており、コンパクトに折り畳むことができるので空になった時も場所をとりません。
３０秒ほどで手作業で組み立てられるので複雑な手順も不要です。赤い部分がパレットになっているので、フォークリフトで簡単に移動できトラックに積み込みができます。
木くずや害虫、ホチキス芯が混入するリスクがある木箱や段ボールの代替品にいかがでしょうか。支柱でしっかりと支えられた袋部分は、ネットやエアキャップの他、プラスチック内袋にも変更できます。内容物に荷重がかからず、キズや変色防止にも有効です。
黄色いキャップ部分と赤いパレット部分は固く結合し、８段まで安定して段積みができるので保管時も安心です。
りんごがつぶれないオーダーメイドコンテナ
内袋部分にネットを使用すれば、通気性を確保できます。
通常ネットだけで積み重ねると、果物に荷重がかかりつぶれてしまいやすくなります。ホリフトシステムは、ネット内袋を支柱に支えられた黄色いキャップと赤いパレット部分でしっかり保護するため、安心です。
また支柱の長さも自由に変更できるので、浅型の採集コンテナの代替にもおすすめです。浅型の採集コンテナは主に傷付きやすい青果や花など、内容物に荷重をかけたくない場合に使用されます。作業スペースなどで制約がある場合も現在の木箱や採集コンテナと同等の高さに設計できます。
ホリフトシステムは、現在木箱や段ボール・青果輸送コンテナをご利用の農家様や出荷組合・出荷業者様におすすめです。
木くずやホチキス芯・害虫のリスクを低減し、省スペースに折り畳むことで物流コスト・輸送コストを削減することができます。
→ホリフトシステム製品ページを見る
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