腰痛

工場や倉庫の腰痛対策工場・倉庫の環境改善方法

目次 1工場や倉庫の腰痛対策
 1-1工場や倉庫における腰痛問題
 1-2工場・倉庫で腰痛につながりやすい作業とは
2腰痛も労災認定?企業の責任とは
 2-1腰痛で労災認定はされるのか
 2-2腰痛などの労災を防ぐ企業の義務について
3工場・倉庫の腰痛対策を企業が今行うべき理由
 3-1工場・倉庫の人材確保の鍵は環境改善
 3-2工場・倉庫の腰痛対策なら

工場や倉庫における腰痛問題

工場や倉庫の現場では、過酷な作業環境により腰痛や背中の痛みなど肉体的な負荷を減らすことが喫緊の課題となっています。様々な業界が人手不足に悩む中で、特に身体的な負荷の大きい作業場は嫌厭される傾向があります。
工場・倉庫は生活においてなくてはならないものですが、作業現場の過酷なイメージや、少子高齢化により若い世代の確保が厳しくなっています。それにより、現場を支えるベテラン作業員への負荷が近年ますます大きくなっています。特に倉庫はEC需要の増加による小口多品種化によって現場の作業量が著しく増えました。
さらに燃料の高騰や物流コスト削減のニーズも高まり、中々待遇改善に舵を切りづらいという現状もあります。
今回は、工場や倉庫で働く人々の腰痛対策となる健康を守るための製品エルゴパックをご紹介します。

工場・倉庫で腰痛につながりやすい作業とは

工場・倉庫で特に腰痛につながりやすい作業は、「腰に負荷がかかる動き」「背骨を曲げてしまう動き」という2つの共通点があります。近年ホワイト物流の推進により、多くの工場ではパレットが導入されています。パレットとは荷物を載せる荷役台です。パレットの上に載せた荷物を樹脂バンドやプラスチックフィルムで固定しフォークリフトで荷物を運べば、人が手で運ぶよりもずっと負担が少なく短時間で効率良く荷役することができます。機械荷役への意識が高まっている一方、パレットに荷物を結束する際の作業負担は見過ごされがちです。

工場腰痛対策パレットをバンドで結束する際は、多くの場合作業者が手作業で行います。バンドを通した棒を中腰でパレットの下に通して、反対側に回り込み再びかがんでバンドを巻き付けます。1回の梱包で2回、3回とかがんで背骨を曲げる動きを繰り返すため、身体に大きな負荷がかかっています。かがむ動作は繰り返し行うことで少しずつ負荷が蓄積されていき、いずれ慢性的な腰痛・背中の痛みに繋りかねません。
作業環境によっては、パレット結束作業が一日に何度も繰り返し行われます。1年に250日作業日があるとすれば、1年に1パレットに対してだけで1000回もかがみ500回もパレットの周りを歩かないといけないことになり、1日に50パレットにバンド掛けをする場合は、50000回かがみ25000回歩き回ることになります。エルゴパックはその回数を0にするツールです。

↓動画をご覧ください。エルゴパックを使用した場合の作業負荷軽減は一目瞭然です。

腰痛も労災認定?企業の責任とは

腰痛で労災認定はされるのか

腰痛は労災認定されるのでしょうか?
結論を申しますと過去に腰痛が業務災害に認定されたケースもあります。業務災害の認定には、「業務遂行性」「業務起因性」が必要です。「業務遂行性」とは労働者が労働契約に基づいて事業主の支配下にある状態をいいます。「業務起因性」とは業務と傷病等との間の相当因果関係を指します。つまり長年の業務の結果発生した腰痛であっても、勤務時間中に業務を遂行するにあたって必要な労働の結果発生したと考えられる場合は労災認定されることがあります。

工場・倉庫における腰痛の労災認定厚生労働省の認定基準では腰痛を2つの種類に分けて認定要件を定義しています。
1負傷などによる腰痛で以下のどちらかに該当するもの。
①腰の負傷またはその負傷の原因となった急激な力の作用が、仕事中の突発的な出来事によって生じたと明らかに認められること。
②腰に作用した力が腰痛を発症させ、または腰痛の既往歴や基礎疾患を著しく悪化させたと医学的に認められること。
2災害性の原因によらない腰痛
突発的な出来事が原因ではなく重量物を取り扱う仕事など腰に過度の負担のかかる仕事に従事する労働者に発症した腰痛で、作業の状態や作業期間などからみて、仕事が原因で発症したと認められるもの。

工場・倉庫におけるパレット結束などの作業に、長年従事することによって発症する腰痛は上記の腰痛の2つ目のタイプになります。腰痛が労災認定される要件で押さえておくべきポイントは突発的な事故などが原因ではなくとも、作業の状態や作業期間から見て業務起因性が認められるということです。また突発的な事故が原因の場合は腰痛の既往歴や基礎疾患を元々有している場合の著しい悪化にも認定されるということも重要なポイントです。

腰痛などの労災を防ぐ企業の義務について

腰痛など業務遂行性・業務起因性がある従業員の健康問題を防ぐために、企業には労働安全衛生法で労働者の安全と健康を守ることが義務づけられています。
労働安全衛生とは職場の安全衛生に関する法律で、従来は労働基準法に包括されていましたが1972年に独立して成立しました。背景には日本の当時の急速な経済成長とその陰に頻発した労働災害があります。
労働安全衛生法の法1条「労働安全衛生法は、労働基準法と相まって、労働災害の防止のための危害防止基準の確率、責任体制の明確化及び自主活動の促進の措置を講ずる等その防止に関する総合的計画的な対策を推進する」と記されています。

工場・倉庫の腰痛対策を企業が今行うべき理由

工場・倉庫の人材確保の鍵は環境改善

工場・倉庫の腰痛対策1なぜ企業が今工場・倉庫の腰痛対策を行うべきなのでしょうか。それは工場・倉庫における慢性的な人手不足を解消する長期的に見ても有効な解決策は環境改善にあるからです。働きやすい環境は労働者のモチベーションを向上させ、人材も確保しやすくなります。さらに現在働いている優秀な作業者の長期雇用にも繋がり人材不足にお悩みの企業側にとっても大きなメリットとなるはずです。エルゴパックを導入すればパレットの樹脂バンド結束作業が簡単で楽しく身体に負担をかけないものになり、工場・倉庫作業の腰痛を防ぎ作業者の健康な生活を守ることができます。背骨や背中への負担を減らし、安全で身体を酷使せず作業できるので、モチベーションが上がり、結果的に作業の効率性上向上にも繋がります。生産性の高い現場は利益率が高く、現場担当者の雇用の安定にもつながります。

エルゴパックは健康意識が非常に高い国でもあるドイツのエルゴパック社が開発した製品です。1998年、アンドレアス・キメレが両親の木材商社を引き継いだ後、工場や倉庫で行われるパレットの樹脂バンド結束作業が背骨に危険を及ぼし、腰痛などの症状につながるリスクがあるということに気づき、パレット梱包に関する最初の構想をもちました。そして2001年についに、自宅ガレージで「エルゴパック ドイツ株式会社」を設立しました。2010年には工場と事務所を2,000㎡の敷地に移転、そのほんの3年後、2013年にはその2倍の敷地面積4,000㎡に工場を拡大しました。ドイツ製のエルゴパック機は改良・開発を重ね、すでに7代目のモデルとなっています。

同社の調査では多くの企業で腰痛が原因で、従業員1人あたり年間平均5日間の病気休暇が発生しているそうです。作業者にとって快適で長く働ける環境をつくるために是非エルゴパックの導入をご検討下さい。
※エルゴパックはバンド掛け工程の改善において非常に大きな影響を与え、AGRの承 認シールを獲得しています。AGRは、Aktion Gesunder Rücken ドイツの脊髄健康協会で、ダイムラー製トラックの座席やマイクロソフト製のキーボードなど、人間工学に基づいた製品が承認を得ています。

工場・倉庫の改善方法なら堀富商工株式会社へ

工場・倉庫の腰痛対策2堀富商工株式会社は、エルゴパックの代理店です。近年多くの寄せられるお悩みに工場・倉庫の作業環境の改善方法や人手不足解消のための省人化があります。エルゴパックを使用すれば作業環境が変わり、作業負担が減ることで作業者のモチベーションも向上し未来の人員確保にも貢献します。
現在無料でデモンストレーションも行っており、実際に貴社の扱う製品に対してエルゴパックがどのように使用できるかご覧頂けます。エルゴパックに関してのご相談はお気軽にお問い合わせください。
→エルゴパック製品ページを見る