コイルジャケットとは

コイルジャケットコイル用緩衝材・梱包資材

コイルジャケットとは?コイル用緩衝材のご紹介

コイルジャケットコイルジャケットとは、鉄鋼金属コイル材を輸送時の衝撃から守る緩衝材です。
輸送時だけではなく冷延薄板、ステンレス、メッキコイルなどを倉庫や工場内で、段積み・俵積みで保管する際にコイルの傷を防止することができます。需要家様へのトラックによるランニング輸送にもご利用頂けます。
材質は高い強度に定評があるポリエステル製クロスやPPクロス、PEクロスまたは、天然素材である麻布、コットンなどを使用しています。
PPクロス、PEクロスの場合は、未晒クラフト紙とラミネート積層させることで、更に強度と緩衝性、吸湿性を付与することが可能です。このようなPPクロスラミネート製品やPEクロスラミネート製品は、重梱包用や輸送用の梱包資材によく使われている丈夫な素材です。堀富商工株式会社ではオーダーメイドのコイルジャケットをご提供いたします。

※コイル材とは、鋼板をロール状にした金属素材です。中央に穴があいたドーナツ型の形状が特徴的です。圧延機やプレス加工機の材料として使われています。コイル材の特徴的な形状が圧延機・プレス加工機に効率よく材料を供給し、長時間稼働や大量生産を可能にしているのです。
自動車部品や家電製品の材料、製缶材料、建築材料などに使用される為、表面に疵や打痕がつくと大きな問題となり、保管時や移送時には適切な緩衝包装による保護が必要となります。

コイル材・線材用の緩衝材製品一覧

コイルジャケット①フルジャケット

製鉄コイルをPEクロスやPPクロスで全面カバーし保護するコイルジャケットです。ポリエステル素材や麻布で製造することも可能です。線材コイルの外周面全体保護に使用します。需要家様と貴社との通い(ランニング輸送)で使用されます。オーダーメイドでマジックテープや印刷、ラベル用ポケットなどを加工する事も可能です。
用途:コイルの保管用やランニング輸送用緩衝材・保護カバー
素材:ポリエステルクロス、PPクロス、PEクロス、麻布、コットン

コイルジャケットの梱包例
コイルジャケットの梱包例
コイルジャケット①
製品画像①
コイルジャケット②
製品画像②
コイルジャケット③
製品画像③

コイルジャケット②ハーフジャケット

コイルジャケット(上部のみカバータイプ)コイルジャケットの上部のみカバーするタイプです。通常のコイルジャケットはコイル材の全体を覆いますが、こちらは線材・コイル材の上部のみカバーし、段積み時にコイル同士が接触する部分だけを守ります。材料を移動することなく被せるだけで簡単に装着できます。材料を少なくすることでコストを削減し、通い使用での回収時のカサを減らすことで輸送費削減が可能です。
用途:コイル材の保管・ランニング輸送用保護カバー
素材:ポリエステルクロス、PPクロス、PEクロス、麻布、コットン

コイルカバー:結露防止シート

コイル材用結露防止シート鉄鋼コイルの保管時に結露を防ぐ結露防止シートです。季節の変わり目など一日の温度変化が大きい時期は、製鉄メーカー様にとってコイルの結露による錆は大きな問題です。結露が懸念される際に、段積み保管したコイル全体に被せることで、厄介な結露を防ぐことができます
幅広シートのため、製品全体に覆い被せて結露防止に使用できます。サイズや素材など仕様はオーダーメイドで変更可能です。また堀富商工では工場内の空気循環による結露の低減ご提案も同時に行っています。
素材:PEフィルム

コイル用緩衝材:エコ2パット

コイル材用緩衝材素材:ポリエチレン
規格:厚み2mm 50mm幅×50mm幅
用途:鋼板コイル内周用、外周用(Iカット、Vカット)、ブリキ板用コーナー当パット
ペーパーアングルに比べて強度があり、再利用性に優れています。エコ2パットは、廃プラスチックを使用しており、環境にやさしい製品です。100%リサイクルPE樹脂で、使用後に溶解・ペレット化しリサイクルができます。環境保全のため、ポリ袋の裁断屑を原料に開発されました。使用後に溶解・ペレット化し新しいパットに生まれ変わります。主に薄板コイルのエッジ保護に使用しております。
→エコ2パットの製品ページ

線材用緩衝材:エコパイプ

線材用緩衝材素材:ポリプロピレン
規格:キャリヤパイプ 34mmΦ、43mmΦ用
長さは対応させていただきます。
用途:線材用キャリアカバー

線材の表面保護に使用キャリアカバーです。
鉄線材の輸送用キャリアにはめ込み、傷を防止します。ダイオキシンを発生させる塩化ビニール製ではなくオレフィン樹脂を原料にしているため環境にやさしい製品です。廃棄焼却してもダイオキシンが発生しないというメリットもあります。
→エコ2パイプ製品ページ

メリットとデメリット

コイルジャケットのメリットデメリットをご紹介します。
コイルジャケット(コイル材用緩衝材)のメリットは、鉄鋼金属コイル材を輸送や保管時に物理的・機械的に保護し傷から守り製品の品質を維持することができるという点にあります。コイル材輸送・保管時の外力によって生じる衝撃や振動を吸収し、梱包による衝撃面積の拡大で単位面積当たりの外力を分散し、コイル材同士の摩擦を防ぎます。
ランニング使用なので、お客様の工場で梱包ゴミが出ないというメリットもあります。

一方コイルジャケットを使用する際のデメリットは、手作業である為、梱包に工数がかかること、梱包の品質が属人的になりバラつきが生じること、毎回空きジャケットを回収しなければならないこと、複数回使用により破れた場合に補修が必要となること、何度も使用していると汚れが目立ち、内容物であるコイルの商品イメージを下げることがあります。

緩衝材や梱包資材は製品の形状や素材、保管方法に適したものを使用することで本来の効力を最大限に発揮することができます。堀富商工株式会社のコイルジャケットなら貴社の製品に最適な梱包資材・緩衝材をオーダーメイドでご提供できます。

コイルジャケット④また堀富商工株式会社ではコイル材を自動で梱包するコイル材向けの自動梱包機を取り扱っています。コイル材を自動で梱包することで、梱包作業の手間が削減できます。さらに機械化することにより一定のクオリティで梱包作業ができるので貴社の製品の製品価値向上にも寄与することができます。さらにコイル材の自動梱包機は、梱包資材の削減にもつながるため環境に優しくコスト削減にも繋がります。
コイル材の自動梱包機は、冷間圧延製品、亜鉛メッキおよび塗装製品、ステンレス製品、アルミニウム、銅、その他の貴金属、ワイヤーにご利用可能です。
→金属コイル自動梱包機製品ページを見る

堀富商工株式会社では、金属コイル材の自動梱包機の外にも自動搬送システム・自動倉庫システムも取り扱っております。コイルジャケットなどの緩衝材・梱包資材はもちろん、金属コイル材の自動化・省人化のご相談もお気軽にお問い合わせください。
→自動倉庫システム

コイルジャケットのメーカーなら

コイルジャケット⑤コイルジャケットは貴社の製品を様々な外的要因から守る緩衝材・梱包資材です。オーダーメイドで高品質な梱包資材をお探しの鉄鋼会社様にもおすすめです。また弊社のコイルジャケットは保管時の管理を効率化するための製品ナンバーなどオリジナル印刷加工や、マジックテープを本体に追加することも可能です。
堀富商工株式会社は創業136年の梱包資材メーカーです。貴社の製品の輸送・保管などを改善する解決策を様々な角度からご提案することができるソリューションサプライヤーです。
コイル材の緩衝材・梱包資材だけではなく、自動梱包機や自動搬送システム・自動倉庫システムも取り扱っておりますのでお気軽にお問い合わせください。
→金属コイル材自動梱包機を見る
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